『インナーバランススキャナー(Inner Balance Scan)』で表示されるパラメータ

■ 心拍変動パラメータ表示(時間領域パラメータ)

□ HRT(心拍数) 

テスト期間中の全心拍数の平均値。HRTは1分間の心拍数(BPM)で測定される。

□ MeanNN(NN間隔平均)

テスト期間中の全拍動間隔値を平均したもの。NN平均値は、1/1000秒単位で測定される。

□ SDNN(NN間隔標準偏差値)

NN間の標準偏差であり、NN間隔の分散の平方根である。
分散は数学的にスペクトル解析のトータルパワーに等しいため、連続するNN間隔の変動要因となる
全ての周期的成分を反映する。
SDNNの実際の値は記録の長さに関係し、記録時間が長ければ長いほどSDNN値は高くなる。その
ため、記録時間が異なるNNから導かれたSDNN値の比較をすることは、実際問題として意味がない。
SDNNは1/1000秒単位で測定される。

□RMS-SD(隣接NN間隔標準偏差)

連続して隣接するNN間隔の標準偏差で、隣接NN間隔の分散の平均の平方根である。
これは、短時間NN間隔記録における心拍の高周波帯における変動、つまり副交感神経系による心臓
の調節機能を判断するものである。RMS-SDは1/1000秒単位で測定される。

■ 心拍変動パラメータ表示(周波数領域パラメータ)

□ Total Power (TP=トータルパワー)

短時間(5分間)テストにおける周波数0~0.4Hz(VLF,LF,HF)のパワースペクトルのトータルパワーの
計算値である。この値は、交感神経活動が主に占める自律神経系活動全体を反映する。
トータルパワーは1/1000秒の2乗で計算される。

□ VLF(超低周波)

0.0033~0.04Hzの周波数帯のパワースペクトルである。
この周波数帯におけるパワースペクトルのVLF成分と生理学的メカニズムの関連については、
よく定義付けされていない。一般的に、このパラメーターは交感神経機能の非常にゆっくりとした
メカニズムの全体的活動を示すものとして知られている。VLF周波数帯は1/1000秒の2乗で
計算される。

□ LF(低周波)

0.004~0.15Hzの周波数帯のパワースペクトルである。この値は、交感神経と副交感神経の両方の
活動を反映する。これは、一般的に長時間記録における交感神経活動を示す強力な指標である。
この周波数帯に対する副交感神経の影響は、呼吸数が1分間に9回(周波数0.15Hz)以下の深呼吸を
している間LFに現れる。したがって、リラックスした状態でゆっくりと規則正しい呼吸をしている時、
LF値は大変高く、これは交感神経活動の増大ではなく、副交感神経の増大を意味している。
LF周波数帯は1/1000秒の2乗で計算される。

□ HF(高周波)

0.15~0.4Hzの周波帯のパワースペクトルである。
この値は、副交感神経(迷走神経)の活動を反映する。HFはRSA(呼吸性洞性不整脈)として
知られており、呼吸によるNN間隔の変動を示すため、「呼吸帯」としても知られている。心拍数は
息を吸い込むとき増大し、吐き出す時減少する。ゆっくりとした規則正しい呼吸は、パワースペクトル
のHFピークの振幅を増大させる。HF帯は1/1000秒の2乗で計算される。

□ LF/HF比

LF(低周波)とHF(高周波)のパワーの比率。この値は、交感神経と副交感神経の全体のバランス
を表す。数値が高いと交感神経優位を、低い場合は副交感神経優位を示す。しかしながら、
規則正しい深呼吸をしているときの高いRSA(呼吸)効果による副交感神経活動の増大を
反映している。 LF/HF比率は補正された値で計算される。

□ LF Norm(LF補正値)

LF Norm=(LF) / (トータルパワー − VLF)×100
LF補正値は、LFの絶対値と、トータルパワーとVLFの差の比率である。この測定はVLFの変化による
影響を最小限に抑え、交感神経活動の変化を強調するものである。LF補正値は100分位数単位で
計算される。

□ HF Norm(HF補正値)

HF Norm=HF/(トータルパワー − VLF)×100
HF補正値は、HFの絶対値と、トータルパワーとVLFの差との比率である。
この測定は、VLFの変化による影響を最小限に抑え、副交感神経活動による変化を強調
するものである。
HF補正値は100分位数単位で計算される。

以上のように心拍変動のパラメータが表示されます。
また、設定により非表示にすることもできます。

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